プロジェクトマネージャー対談
積み上げてきた信頼と社風のうえに
メンバーが活躍できる舞台をつくる
Q まずはそれぞれの役割と仕事内容から教えていただけますか?
S.W:私は情報エンジニアリング2部という部署に所属していて、部門長とプロジェクトマネージャー(PM)を兼務しています。2部は放送業界と医療業界のクライアントが中心で、私自身は部門全体のマネジメントをメインで行っています。
N.S:私も情報エンジニアリング2部の所属で、医療機関のシステム保守と放送局の選挙システムの開発プロジェクトのPMをしています。
A.I:私は情報エンジニアリング1部で、製造業向けの品質管理システムの開発プロジェクトのPMをしています。
S.W:PMの仕事としては、まずはチームメンバーをマネジメントしながら円滑にプロジェクトを進めていくこと。また、お客様との窓口となってさまざまなご要望にも対応していくのも我々の仕事ですよね。
N.S:加えてプロジェクト立ち上げ時の体制作りもありますよね。どのメンバーでチームを組むか。毎回、部門長であるS.Wさんと相談しながら決めていきます。
S.W:そうですね。プロジェクトの規模と難易度、それぞれのメンバーの特徴と希望を考慮して決めていきますが、いつも悩みますよね。
A.I:個人の特徴というのは、我々のようにある程度長くやっている人間についてはわかると思いますが、若手についてはどう把握していますか?
S.W:コロナ以降、リモートが増えたこともあってなかなか把握しきれない部分もありますが、定期的な面談をしているのと、あとは仕事以外でもなるべくコミュニケーションをとるように心がけています。会社としても社員同士の交流の場を設けたり、いろんな施策をしていますよね。
N.S:私もリモートが中心になっていることもあり、チームのメンバーに対してなにか困っていることがないか、自分から積極的に尋ねるようにしています。
A.I:同じです。対面なら何気なく聞けることも、リモートだとなかなか聞きづらいですからね。私も意識して話しかけるようにしています。我々の世界ではQCDが、つまり、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)が重要だとされているわけですが、そのためにはやっぱりチームワークが重要ですから。
S.W:ほんとうにその通りですね。
Q P&Iの強みはどこにあるとお考えですか?
S.W:2部でいうと、長くお付き合いさせてもらっているお客様が非常に多い。それは先輩方が素晴らしい仕事をして、信頼を積み上げてきたからです。そうした信頼感を土台に仕事ができるのは強みだと思います。とくに2部はお客様から直接受託しているプライム案件がほとんどなので、お客様が本質的に何を求めているかダイレクトにわかる。だからこそお客様に寄り添った最適解をご提案できます。
N.S:同感です。やっぱり2次請けだとプロジェクトの一部に関わるだけなので、お客様がやりたいことを深く理解することができません。PMとしても自分で判断する部分が少ないので、ちょっともの足りない。プライム案件だと提案から保守まで一貫して関わることができるのでそこはP&Iならではのやりがいでもありますよね。
S.W:もう1つ、P&Iの強みといえば人間関係の良さじゃないでしょうか。もともと私はコミュニケーションが得意ではないほうなんですが、若い頃は先輩方に飲みに連れて行ってもらったり、いろいろ可愛がってもらいました。それで今の自分があるし、お客様との関係の作り方も自然と学ばせてもらったように思います。
N.S:実際、他のプライムベンダーさんと比べると、P&Iの雰囲気は独特ですよね。ほんとうにフラットだなと実感します。社長ともふつうに雑談してますし。
A.I:私もふと社長に声をかけられて飲みに行くこともあります。フラットさはそういう場面に象徴されるのかな。あと、私が感じるのは働きやすさですね。リモートも出社も好きに選べるし、出社時間もプロジェクト単位で決められる。休みもとりやすいです。PMになってからは、ますます裁量権を持てるようになったので、かなり自由にやらせてもらってます。
S.W:あまり人を細かく管理しないで、信頼して任せるというのは社風でしょうね。特に最近の若手は部門問わずモチベーションが高くてみんな元気。出社率も非常に高い。コロナ禍で学生時代を過ごしてきたのに、きっと我々よりコミュニケーションが上手なんじゃないですか(笑)。
A.I:対面が少なかったからこそ、積極的に人とつながろうとしているのかもしれませんね。そういう団結力も若手にはあるように思います。
Q これからの目標をお聞かせください。
A.I:1部は2部に比べるとまだプライム案件が少ないので、営業部門と一緒になって新しいクライアントを開拓していきたいですね。そうすることで長くお付き合いできますし、P&Iの良さも発揮していけますから。
N.S:私は入社以来、医療、放送、製造などさまざまな業種のプロジェクトに携わらせてもらってきました。社内にもそういうタイプはあまり多くなくて、そこは自分の強みだと思っています。自分が飽き性だというのもありますが(笑)、そうした幅の広さをこれからも追求して、いろんなジャンルの仕事に挑戦していきたいです。
S.W:P&Iには先代の先輩たちから引き継いだ大切なお客様がたくさんいらっしゃいます。まずはそこをしっかり守ること。守るためにも新しい提案をどんどんしていくこと。あとは、もともと風通しがいい会社なので、そこをもっと伸ばすために、下から声が上がってくるボトムアップ型の組織にしていきたいと思っています。